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工場と一緒に津波に流されながら、後で見つかった看板。そっとなでると、思い出がよみがえってきます。岩手県陸前高田市で「石川製油」を営み、ツバキ油を製造する石川秀一さん(73)と妻春枝さん(72)は11年前、東日本大震災の津波で工場を流され、期待をかけていた後継ぎの息子を失ったそうです。
失意に沈む夫婦を変えたのは、小さな「声」。復興工事で様変わりする街で、夫婦は震災前と変わらぬ黄金色の油を作り続けています。
参考記事「後継ぎ息子を失った夫婦の絶望 光を差した、小さな「声」 #知り続ける」