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「映像制作が終わった!」という達成感を味わっているその時、動画内の編集ミスやテロップの誤字脱字に気付いてしまったら、せっかく作った映像が台無しに。
映像のクオリティが大きく変わるのは校閲フロー次第。このポイントは、映像制作においてとても重要です。映像制作に正確な動画校閲フローを設定することで、
・映像制作で行き詰まらない(修正)
・ターゲットにちゃんと響く(修正)
・アイデア出しが楽しくなる(修正)
などのメリットが多く存在します。
しかし、「どうやって校閲フローを設定するのか分からない…。」と感じた方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたに、この記事では、
・映像制作における校閲の重要性
・映像制作におけるの注意点
・コンセプトが明確な映像の事例
の3点について解説しています。
この記事を読むことで、映像制作における重要な動画校閲で迷うことがなくなります!
ぜひ、ご一読ください。
映像制作においてコンセプトが重要な理由を解説します。
◆そもそも校閲とは何なのか? 〜用語の再確認
デジタル大字線を引くと、「文書や原稿などの誤りや不備な点を調べ、検討し、訂正したり校正したりすること」とある。この通り、制作物に大して、誤りや不備な点を調べ、正しく修正することを指しています。映像のクオリティを担保するために必要なフローですね。
◆なぜコンセプトを設けるのか? 〜映像のクオリティを底上げする
「さて、映像が完成したぞ!」と喜んだのも束の間、「あれ、ここ間違っているのでは…?」と落胆。もう世の中に出回っているし、削除すると再生回数がリセットされてしまうし、このまま使用するしかない…。これは自分で使用する映像の話。もし、クライアントから頼まれていた映像だった場合、トラブルに繋がるかもしれません。最高のクオリティで映像を制作するため、間違いがないかを確実にチェックする校閲の役割が非常に大きいのです。
◆校閲フローの組み方 〜校閲シートに落とし込み順を追って丁寧に
「間違いがなければオッケーでしょ?一通り動画を眺めれば分かるよね〜」…それ、きっと間違いを見落としますよ。前提として、人の目は節穴です。どれだけ丁寧に眺めても、すべてを追い切れておらず間違いをスルーなんてのはよくある話。様々な箇所に間違いが起こり得るので、眺めるだけでは間違いを拾い切れないのです。すべての間違いを見逃さないために、まずは確認すべきポイントを洗い出しましょう。
・文字テロップの誤字脱字
・映像全体のストーリーのねじれ
・抜けているシーン
・音のズレ
・著作権・プライバシー
ざっくりと分けて、上記の要素が確認事項となります。案件によって他にも確認しておくべきポイントはありますが、多くの場合ミスが起こるのは上記のポイントと思って差し支えありません。まずはこちらを参考にしていただければと思います。さて、上記の確認事項には事前に準備をしておくと校閲がスムーズになる物があります。それは…
「文字テロップの誤字脱字」。
こんなの動画を眺めて見付けるしかないじゃん!と思いがちですが、実は事前準備でミスを防げるポイントなんです。その事前準備とは、「文字表記等ルール表の作成」。映像制作の際に表記を間違いやすい物をエクセル等で表にして手元に置くだけ。アナログですが、これがあるのとないのでは大違いです。例えば、「×食べれる」「○食べられる」と書いておく。その他、「間違いではないけれど統一しておきたい表記」があれば、これも記載しましょう。例えば、「×出来る」「○できる」など。こうして、独自の「文字表記等ルール表」を作っておくのです。
いざ校閲!の前に、ルール表すべてに目を通す。校閲前に、どんな間違いが起こり得るのかを再確認しておくのです。この事前準備が、映像内における間違いへの感度を高めます。映像制作を確実にこなしたい場合は、まず「文字表記等ルール表」制作から取り組んでみてはいかがでしょうか。
…さて。この事前準備さえ整っていれば、後は以下のフローで校閲すれば安心です。ぜひ一度お試しください。
①「文字表記等ルール表」でどんな間違いが起こり得るのか再確認。
②動画を等速で視聴して「文字テロップの誤字脱字」をチェック。テロップが表示されたら一時停止して間違いがないか確認。再び再生(繰り返し)。合わせて「音のズレ」についても同時にチェックする。
③すべて見終えたら、1.25倍〜1.75倍速で再度視聴。今度は「映像全体のストーリーのねじれ」「抜けているシーン」を確認する。
④2回の視聴の中でコンプライアンスとして気に掛かったシーンは「著作権・プライバシー」の課題として最後に判断。
⑤(各シーンの修正点についてはクライアントにも必ず確認を取った上で修正する)
上記のフローで組めば、スムーズかつ確実に校閲を行えます。結局言いたいのは「映像の内の間違いには種類がある」ということ。種類ごとに処理しなければ、自分が今何をチェックしているのか分からなくなって「なんとなく」眺めるだけの校正になってしまうのです。実は、これがミスが起こる原因。今はこの間違いにフォーカスする時間、と区切って校閲フローを設定することが大切です。ぜひ一度、お試しください!
映像制作の校閲フロー設定の重要性について、伝わったでしょうか?この校閲フローには、注意点があります。
◆ルールを設定しすぎない
「文字表記等ルール表」のルールが増えすぎると、校閲が非常に大変になってしまいます。余りにも複雑なルールの設定は避けましょう。
◆時間を掛けすぎない
時間を掛けてじっくり校閲するのは大切ですが、じーーーーっくり見すぎるのもアウト。残念ながら人間の集中力はそんなに持ちません。潔く、他の人にも校閲のタスクを振って二重チェックした方が◎です。自分の視点では見付からなかった間違いが見付かることも少なくないので、可能であれば校閲は2人体制で行うことをおすすめします。
ここまで解説をしましたが、「動画校閲が重要となる映像」が、どんな映像のことなのか分からない方もいらっしゃると思います。そんな方に向けて、ここでは具体的に3つの映像をご紹介します。
カロリーメイトのカワイイ感じのインフォグラフィックムービー。校閲という視点で見ると、英語表記や細かい数字が出る辺りが厄介な箇所。一時停止して辞書と照らし合わせたり、数字を確認したりと手間が掛かります。この動画については、グラフィックがカワイイので校閲も楽しい気分で行えるかも。楽しい気分に流されて、見落とさないように。
給料即日払いサービス「Payme」のサービス紹介動画。細かい所ですが、0:23〜の箇所でスマホ内に金額が表示されますよね。この「¥30,000」。もしも、カンマを打つ位置が間違っていて「¥300,00」になっていたら?こんな細かい所までチェックしなければなりません。そのため、確実一時停止しながら校閲を進めましょう。
こちらも円グラフなど、細かい数字が表示されます。1:00辺りの世界地図なども要注意のポイントです。国の位置が間違っていないか、など「誤字脱字」とは違う間違いも余さずチェックしましょう。また、1:27辺りのBGM転換にも注意。音ズレがないか、確認すべきポイントですね。こういったデータを扱っているインフォグラフィックムービーは、データそのものの整合性と信憑性も要チェックポイントです。
今回は、【どう設定する?”ミスの起こらない”校閲フロー】についてご紹介しました。あなたも映像制作してみませんか?”WORKAHOLIC”では、商品紹介映像の制作を得意としており、企業VPも制作可能です。フルリモートで制作することも可能なので、低価格で映像を制作することができます。東京・大阪だけでなく全国で映像制作を行うことができますので、お気軽にご連絡ください。