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「クリエイティビティに溢れたインタビュー映像制作」。そのクオリティを担保するカギの一つに、インタビューの準備・コツが挙げられます。インタビュー映像や、ドキュメンタリー映像を作るためには、事前にインタビューの下準備を丁寧に進めましょう。
しかし、「そうは言っても難しい」のがインタビューの悩みどころ。これをどう解消するかは、映像制作においてとても重要です。映像のインタビューの準備の精度を高めることで、
・インタビュー映像のクオリティが上がる
・インタビュー時にあたふたしない
・編集がスムーズになる
などのメリットが多く存在します。
しかし、「どうやってインタビューの精度を高めるのか分からない…」と感じた方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたに、この記事では、
・インタビュー当日までの準備
・当日始める直前の動き
・インタビュー中に意識すること
の3点について解説しています。
この記事を読むことで、映像制作におけるインタビューの下準備・コツをマスターすることができます!
ぜひ、ご一読ください。
インタビュー映像って、よく見ますよね。インタビュワーと取材対象者の会話を撮って流すだけでしょ?と思うかもしれません。作り自体は単純なので、そう勘違いしやすいのですが…油断していると、インタビュー映像制作は大失敗します。
何も準備せずにインタビューをスタートさせてみましょう。こんな感じになるかもしれません…。
A「こんにちは!今日はよろしくお願いします!」
B「お願いします」
A「今日はBさんのお仕事について聞きたいのですが、まずは入社のキッカケからお聞かせいただけますか?」
B「入社のキッカケ…うーん、そんなに大っぴらにしてないんですよね〜、いろいろ事情があって」
A「えー、では…現在のお仕事について聞かせてください!」
B「今は〇〇をしてまして…」
A「え!〇〇をしているんですか!凄いですね!」
B「はい、毎日頑張っていますよ」
A「もう少し詳しく聞かせてください!」
B「この春から始めたんですが…」
ヘリコプター「ブロロロロロロロロロ」
A「スミマセン、聞こえませんでした」
ハイ。とても極端な事例を書きましたが、これはあり得る話です。『ヘリコプター「ブロロロロロロロロロ」』なんてのは、意外とよくあります。こういった予測できないことにも対応できるように下準備をしていくことが大切なのです。インタビュー映像を一発勝負!…それはキケンですよ。
◆どういった対処が必要なのか 〜インタビュー内容は取材前に取材対象者と確認する。
先ほど書いた事例では、Aさんが入社のキッカケを話したがりませんでしたよね。こういった、NGの話題を投げると、そのシーンが丸ごと使えなくなってしまいます。ですから、取材内容は必ず事前に確認しておくことが大切です。できれば、取材が決まった時点でメール等でお知らせして、当日インタビューが始まる前に「どんな内容をどんな順番で聞くか」整理した紙の資料をお渡しして確認を取りましょう。取材当日は、紙を渡した後すぐに取材をスタートするのではなく、しばらく読み込んでいただき、どんな回答をするか考える時間を作ること。この準備を丁寧に行うことで、NGの話題を避けられます。また、回答内容を考えてから話し始めるので途中で行き詰まることが減ります。
◆取材中に気を付けるべき点 〜インタビュワーは映像に登場しない
インタビュワーが登場するパターンの映像もありますが、多くの場合は取材対象者だけが喋る形式です。登場人物が多くなると、どこに注目すればいいのかはっきりしなくなってしまいますよね。
一般的なインタビュー映像については、以下の映像を参考にしてください。
上記のようなインタビュー映像のイメージだと、取材対象者の一人語りに見えるような編集が施されています。ここで、先ほど書いたインタビュー事例を振り返ってみましょう。
B「今は〇〇をしてまして…」
A「え!〇〇をしているんですか!凄いですね!」
B「はい、毎日頑張っていますよ」
A「もう少し詳しく聞かせてください!」
B「この春から始めたんですが…」
この会話、編集した時をイメージしてください。インタビュワーの声、邪魔ですよね。実は、映像制作の際にはインタビュワーは喋らない、は鉄則なのです。では、どのように取材を進めるのか。先ほど用意した紙の資料に沿って一問一問区切りながら撮影を進めていけばスムーズです。「まずは紙の資料に書いた①の質問の回答から話し始めてください!」とだけ話を振って後は基本的には口出ししない。とはいえ、無言で聞いていては取材対象者が緊張してしまいますから、相槌を打つように心がけましょう。
取材途中で深堀したい内容があった場合は、相手の発言に被らないようタイミングを見計らって質問を投げましょう。このポイントを意識すれば、編集時が快適です。
映像制作におけるインタビュー時の注意点について、伝わったでしょうか?このインタビュー時の注意点には、注意点があります。
◆ヘリコプター問題とどう向き合うか
ヘリコプター「ブロロロロロロロロロ」
A「スミマセン、聞こえませんでした」
この問題、解決されていませんでしたね。この問題ばかりは、「タイミングを見計らう」しか方法がありません。気を付けなければならないのは、取材対象者を長く待たせてしまう可能性がある、という点。その際には少し和ませるような雰囲気を作り、リラックスさせることが大切です。「このヘリコプター、どこから来たんですかね〜」という中身のない話題でもオッケーです。インタビュー再開の時に取材対象者の方がノリノリになっていることが目標です。
ちなみにオススメは、「映像にはできないようなぶっちゃけた話ってあります?」という問いです。インタビューでは言えないような話にこそ、その人の人となりがわかるエピソードが隠れているものです。敢えて映像では使えない話を振って、後のインタビューの雰囲気作りに徹するのもアリですよ。
今回は、【【映像制作】インタビュー映像・ドキュメンタリー映像制作のクオリティは下準備と当日の意識で変わる!】についてご紹介しました。あなたも映像制作してみませんか?”WORKAHOLIC”では、商品紹介映像の制作を得意としており、企業VPも制作可能です。フルリモートで制作することも可能なので、低価格で映像を制作することができます。東京・大阪だけでなく全国で映像制作を行うことができますので、お気軽にご連絡ください。