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「クリエイティビティに溢れた映像制作」「誰かのためになる映像制作」。そのクオリティを担保するカギの一つに、映像で伝える情報の正確性が挙げられます。正しい情報がわかりやすく伝わる映像を作るために、校閲・校正をしっかりこなしていくことが大切です。
しかし、「そうは言っても難しい」のが校閲の悩みどころ、そしてホンネ。これをどう解消するかは、映像制作においてとても重要です。映像の校閲・校正の正確性を高めることで、
・納得のクオリティに仕上がる
・社会的価値のある映像になる
などのメリットが多く存在します。
しかし、「どうやって映像の校閲・校正の正確性を高めるのか分からない…」と感じた方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたに、この記事では、
・参照するデータの選び方
・参照するデータがない時の対処法
の2点について解説しています。
この記事を読むことで、映像制作における映像の校閲・校正の正確性を高めることができます!
ぜひ、ご一読ください。
情報の正確性が担保され、「ためになる」と認識してもらえる映像制作には、必ず「信頼できるデータ」が存在し、参照元が記載されています。
◆なぜ映像を校閲・校正するのか? 〜映像制作フローの確認
映像完成!前に、テロップの誤字・脱字がないかを確認したり、コンプライアンスについて問題はないかなど様々な観点から客観的に映像を確認する作業フローが必要です。やみくもに間違いがないか、を見通すよりも、しっかり段取りを組んで確実に校閲・校正をこなすことが大切なのですが、そもそもこの動画で伝えていることって事実として合っているの?…これを明確にすることが最も重要でしょう。
◆では、どのように校閲・校正をこなすか 〜映像制作フローに「参照データを入れる」を組み込む
「どのように校閲・校正をこなすか」…というタイトルにしましたが、そもそも「映像の中に出典を明示したテロップを入れる」ことが最優先です。YouTubeにアップする場合は概要欄に記載する方法もありですが、参照データについて何も触れないで映像を公開するのは推奨できません。
「さて、最終確認だ」というターンで校閲・校正を行う際に正確に楽に作業が進みますので、参照したデータの情報は必ず残しておきましょう。今回も、事例を交えて説明しましょう。
今話題のGO TOキャンペーンの紹介動画。上記の映像の中で、以下のような情報が示されます。映像の中で、いくつもルールについての説明や言葉の定義がされていますね。この中の正確性を担保するため、本来は「〇〇参照」「〇〇調べ」と入れるのがセオリーです。
今回の場合は、「公式動画」なので、具体的に出典が示されていませんが、もしも「GO TOキャンペーンを分かりやすく伝える映像」を個人で作ろうとした時には、「公式動画」という信頼を担保できる肩書がないので、出典を示すことで信頼してもらわなければなりません。
税理士YouTuberの方の動画を確認してみました。こちらは、控えめではありますが、「〇〇HP参照」とフリップの中に表記されています。これだけでグッと読み手の信頼性が高まるんです。皆さんも映像を見ている時は意識しないかもしれませんが、知らず知らずの内に目に入っているんですよ、意外と…。
さて、では実際にこのデータを元に校閲・校正を行いましょう。そうすれば、映像のクオリティはどんどん高まっていきます。ただ、次のような時はどうするのが正解でしょう。
・発言者が話す情報に信憑性がない
・そもそも参照するデータがない
さあ、困りました。データが間違っている時は、直せばオッケー。しかし、上記のように修正のしようがない場合もあるのです。このような時には、以下のようなシンプルな対応がスムーズです。
「個人の見解です」
大層シンプルな案を書いてしまいました。ですが、今までたくさんの映像制作に関わった中で導き出した答え。それが「個人の見解です」テロップを上手く使う、という対処法なのです。
無理矢理データを引っ張ってきたり、シーンそのものをカットしまうという対処法もあります。寧ろ、こうした対応の方が適切なのでは、と感じるかもしれません。ですが、
「無理矢理持ってきた」感の強いデータは不信感を増す
一つのシーンが丸ごと抜けることで全体のまとまりがなくなる
上記のような、新しい問題が発生するのです。映像のクオリティを担保しようとして、結果クオリティを下げてしまうのは本末転倒。「個人の見解です」テロップで解消できるなら、スマートに解決してしまいましょう。
映像制作における校閲・校正のコツについて、伝わったでしょうか?この「個人の見解です」テロップには、注意点があります。
◆「回数制限」を意識しましょう
何度も何度も「個人の見解です」と出ると、逆に不安感を煽ります。「どうしても伝えたいポイントだけど、データがないから押し出せない!」という情報目掛けてテロップを配置し、それ以外はしっかりとデータを参照して制作を進めることが望ましいでしょう。
今回は、【たった一つのテロップ挿入でOK!映像における「情報の信頼性を担保」する方法】についてご紹介しました。あなたも映像制作してみませんか?”WORKAHOLIC”では、商品紹介映像の制作を得意としており、企業VPも制作可能です。フルリモートで制作することも可能なので、低価格で映像を制作することができます。東京・大阪だけでなく全国で映像制作を行うことができますので、お気軽にご連絡ください。