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「ちょっとこだわった映像制作」でぜひ挑戦したいナレーション制作。きれいな声で商品イメージを作ったり、ドスの効いた声でかっこよく仕上げたり。ですが、悩みどころは「ナレーション原稿」の制作。
映像のクオリティが大きく変わるのは「ナレーション原稿」の質次第。このポイントは、映像制作においてとても重要です。映像のナレーションをこだわることで、
・納得のクオリティに仕上がる
・原稿作りに悩まない
・最後までの視聴が期待できる
などのメリットが多く存在します。
しかし、「どうやってナレーションを制作するのか分からない…。」と感じた方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたに、この記事では、
・映像制作における「中だるみ」を防ぐナレーション」の重要性
・映像制作におけるナレーション原稿制作の注意点
の2点について解説しています。
この記事を読むことで、映像制作における重要なコンセプト設定で迷うことがなくなります!
ぜひ、ご一読ください。
ナレーションの入る映像制作において「中だるみを防ぐナレーション」が重要な理由を解説します。
◆そもそもナレーション原稿とは? 〜映像制作フローの確認
映像にナレーションを付けたい!と思った時、ナレーターの方を人選し、準備オッケー。さて、この映像にナレーションを付けてください!と言ってもナレーターの方は何を読めば良いのか分かりません。ナレーターの方に「どの文章を読んでほしいのか」「どんなトーンで読んでほしいのか」を伝える必要があります。大きくは、この「どの文章を読んでほしいのか」を指示するもの。当たり前の話ですが、ナレーション制作は読む文章がないと始まらないのです。
◆なぜナレーションを付けるのか? 〜映像におけるナレーションの効果
「ナレーションを付けたい!」その一心で制作にこだわったけれど、いざ原稿を作ろうとすると書けない。「あれ、結局何をためにナレーションを付けるんだっけ」と制作がストップしてしまうかも。「どういう文章を書くか」も大切ですが、「映像にどんな効果をプラスしたいか」を明確にしなければなりません。ナレーションにはさまざまな利点がありますが、大きく2つのカテゴリでナレーションを捉えると、シンプルに考えられます。それが、
・説明を補足するナレーション
・中だるみを防ぐナレーション
どうでしょうか。ナレーション制作と聞いていちばんイメージしやすいのは「説明を補足するナレーション」だと思います。ただ、「中だるみを防ぐナレーション」こそがカギを握るのです。
例えば、ある商品を紹介する映像。機能を紹介するナレーションが続きます。こちらをご覧ください。
上記の映像の中では、「説明を補足するナレーション」のみが使われています。必要な情報を的確に伝える、良い映像ですね。分かりやすい言葉選びが素敵です。続いて、こちらの映像を見てみましょう。
太字で示している部分。「IoTが普及すればもっと便利になるのに」。この一言だけで、ナレーションが整います。これこそ、「中だるみを防ぐナレーション」なのです。ここで、先ほどの映像①と比較してみましょう。同じ【1:30】尺の映像なのに、「中だるみを防ぐナレーション」が映像①にはなくて、映像②にあったのはなぜでしょうか。
それは、映像を見ていただければ一目瞭然。映像①よりも映像②の方がナレーション量が多く、数字・データが表示されるのでストレスが大きいのです。決して、京セラさんの映像が悪い映像という意味ではありません。伝える情報量が多くなるほど、視聴者にとってストレスフルであるというのは、どの映像にも言えることです。京セラさんの映像でこのストレスを「中だるみを防ぐナレーション」で上手く解消しているのです。
【01:07】ワクチンを輸送するときの温度管理など、IoTが普及すればもっと便利になるのに。
このナレーションは、
【1:07】ワクチンを輸送するときの温度管理も可能。
と端的に言っても意味は変わりません。しかし、1分間多くの数字・データに関連する情報を与えられた視聴者をこの辺りで一度休憩させた方が最後まで視聴していただける空気感を作れるのです。
ただ単に説明的な文言を並べるのではなく、間に考えなくてもスッと頭に入る挨拶程度のフレーズを差し込む。これで、映像視聴を止めず、最後まで見ていただける可能性が高まります。
◆「中だるみを防ぐナレーション」設定の仕方 〜中盤・終盤を意識
さて、ではこの「中だるみを防ぐナレーション」。一体どのような位置に挟み込むのが効果的なのでしょうか。
それは中盤・終盤。自分が映画を見ていて「だれる」瞬間、なんとなくイメージできますよね。そこで視聴者のフォローをすることが効果的です。例えば、先ほどの商品紹介がコメディ調だったら…こんなナレーション挿入も効果的です。
【中盤】
ex.ちょっと難しいですか?ここからは、あなたの身の回りの話。
ex.って言っても分からない人もいますよね。では、もう少し分かりやすく。
ex.さあさあ、テンポを上げていきますよ。
【終盤】
ex.最後に一つだけ!聞いてほしい、大事な話。
ex.これイイかも!って思ったあなた。今が買い時ですよ。
ex.〇〇(商品名)、知ってたら自慢できちゃうかも。
言葉選びは、ライター・プランナーの方のセンスで制作するのがいちばんだと思いますが、一例としてはこのようなフレーズが使えそうです。きっと、もっともっと良いワードがたくさんあるはず。あれ、楽しくなってきました?これいいかも!って思ったあなた。今がマネ時ですよ。さあさあ、テンポを上げていきましょう。
映像制作のナレーション原稿制作のコツについて、伝わったでしょうか?このナレーション原稿制作には、注意点があります。
◆「読み違い」に注意
ナレーションのやりとりでありがちなのは、「指示が曖昧だったゆえにナレーターの方が読み間違えてしまう」事件。先程の事例で言えば「IoT」は万が一のことを考えて「IoT(アイ・オー・ティー)」と記しておいた方が間違いが少ないかもしれません。ナレーターの方への気遣いが、映像制作のクオリティを底上げしますよ。
今回は、【映像のクオリティを底上げ!「中だるみを防ぐナレーション」の価値】についてご紹介しました。あなたも映像制作してみませんか?”WORKAHOLIC”では、商品紹介映像の制作を得意としており、企業VPも制作可能です。フルリモートで制作することも可能なので、低価格で映像を制作することができます。東京・大阪だけでなく全国で映像制作を行うことができますので、お気軽にご連絡ください。